カエルのゲノムと性染色体進化

ツチガエルの新規ゲノム決定・AIによる比較ゲノム解析

両生類では同一種内にXY型とZW型の性染色体が混在し、短い時間で性決定様式の変化が生じている。その中でも、日本に生息するツチガエルはXY型からZW型への性染色体の変化が現在進行している稀有な生物である。ツチガエルのゲノムを新たに決定し、他の両生類と比べてCGジヌクレオチド頻度が高く、独自のゲノム環境を持っていることをAIにより明らかにした。

Katsura Y*, Ikemura T, Kajitani R, Toyoda A, Itoh T, Ogata M, Miura I, Wada K, Wada Y, Satta Y. Comparative genomics of Glandirana rugosa using unsupervised AI reveals a high CG frequency. Life Sci Alliance 4:e202000905. 2021.

参考:A01:桂・井川班 XY/ZW染色体が頻繁に入れ替わる両生類の性染色体から迫る性の消滅回避機構 – 性染色体サイクル:性染色体の入れ替わりを基軸として解明する性の消滅回避機構 (xyzw-cycle.com)

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